ハイエンドラグジュアリー「世界5大ジュエラー」とは?
「世界5大ジュエラー」とは、世界中に店舗を持ち、映画スターの王室をはじめとした、世界のセレブに愛される5つの有名ブランドです。それぞれのブランドについて、簡単にご紹介しましょう。
ハリー・ウィンストン(Harry Winston)
1932年にハリー・ウィストンがニューヨークで立ち上げたブランドです。日本国内にも銀座店をはじめ、8店舗存在します。ブランドの特徴は、最高級のダイヤモンドの美しさを最大限に生かすためのデザインのカット方法です。爪を目立たせないセッティング方法や、ダイヤモンドをそれぞれ違った形で並べる「ウィストン・スタイル」といった手法を考案しています。
主な顧客にはイギリス王室やエリザベス・テイラーなどのハリウッド女優がいます。創設者のハリー・ウィストンが所持していた45カラットという世界最大の青いダイヤモンドや253カラットのダイヤモンド原石は現在、スミソニアン博物館に保管されています。
ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)
1896年、フランスのパリでアルフレッド・ヴァン・クリーフとエステル・アーペル夫妻が創業したブランドです。日本には銀座に本店があるほか、18の支店があります。
特徴は1930年代に流行したアール・デコ様式のデザインです。植物や自然などをモチーフにしたデザインのジュエリーが人気となっています。このほかにも、「ミステリー・セッティング」と呼ばれる爪を見せずに宝石をセットするブランド独自の技術が有名です。
カルティエ(Cartier)
1874年のフランス、パリで宝石細工師のルイ=フランソワ・カルティエが生み出したブランドです。日本には銀座の本店、ほか32の支店があります。アール・デコやガーランドスタイルを取り入れたデザインが特徴で、ジュエリーにプラチナをはじめて採用したのもこのカルティエです。
主な顧客は、イギリス王室といった世界の王侯貴族。イギリスのエドワード8世が、ある女性と結婚する際にプレゼントした57点の宝飾品が、すべてカルティエだったというエピソードは有名です。
ブルガリ(Bulgari)
1884年にイタリア人のソティリオ・ブルガリがローマで宝飾店を起源とするブランドです。現在も本社はイタリアにあり、日本では銀座に世界最大の旗艦店を持っています。国内には40の支店があります。
ブランドの特徴は、古代ギリシャとローマのデザインを積極的に取り入れている点です。ヴァチカンにある寺院のらせん階段をヒントにした腕時計など、独創的なデザインのアイテムが評価されています。
ティファニー(TIFFANY&Co.)
1837年にチャールズ・ルイス・ティファニーとジョン・B・ヤングのふたりがマンハッタンで文房具屋や雑貨を扱うお店を開いたのがはじまりです。その後、ヨーロッパで起きた革命の際に、貴族から宝石を買い集めたことがきっかけで宝石事業を開始し、程なくしてアメリカでトップの宝石商になりました。
愛らしいハートの形やタグ、鍵など、さまざまなモチーフのジュエリーが展開し、とくにダイヤモンドの技術は高く評価されています。顧客にはオードリー・ヘップバーンやナタリーポートマンなど、名だたる映画スターが並びます。なお、ニューヨークの本店は、映画「ティファニーで朝食を」の舞台にもなったことでも有名です。
5大ジュエラーで人気の高い「結婚指輪・婚約指輪」
世界5大ジュエラーは、結婚指輪・婚約指輪のメーカーとして人気です。ダイヤモンドの結婚指輪・婚約指輪のラインナップには、それぞれ以下のような特徴があります。
幅広い年齢層から支持されている「ティファニー」
ティファニーはラインナップの価格帯が広いのが特徴です。ダイヤモンドなしの結婚指輪が8万円程度から、ダイヤモンドありでは30万円程度から展開されています。比較的手の届きやすいアイテムをリリースしていることから、幅広い層に人気があります。
高級ダイヤモンド「ハリー・ウィンストン」「ヴァン クリーフ&アーペル」
ダイヤモンドリングの結婚指輪では、ハリー・ウィンストンとヴァン・クリーフ&アーペルが人気です。ハリー・ウィンストンは著名人が結婚指輪としてセレクトすることが多い、ハイエンドなイメージが強いブランドとしても知られています。
ヴァン・クリーフ&アーペルは通常、カラー、クラリティー、カット、カラットの4つの評価に加え、キャラクターという評価基準を設けています。
高級感とデザイン性を求めるなら「カルティエ」「ブルガリ」
カルティエとブルガリのダイヤモンド製品は、とりわけそのデザインが評価されています。職人技の光るカルティエは王侯貴族に愛される高貴なデザインが特徴的です。古代ギリシャ・ローマの伝統を受け継ぐブルガリは独創的なデザインが光ります。ブルガリは、男性の人気も高いようです。
圧倒的ネームバリューを持つブランドは高価買取も狙いやすい
ご紹介した5大ジュエラーのダイヤモンドアイテムは、中古市場においても取引が盛んです。ブランドのネームバリューにより、状態が良ければ高額の査定が出る可能性も高いです。ご自宅に眠っている5大ジュエラーのアイテムも、査定を依頼すれば高額な買取額が提示されるかもしれません。
不要になってしまったダイヤモンドのアイテムがあれば、買取業者に査定を依頼してみましょう。「ダイヤモンド買取」だけでなく、「宝石買取」や「ブランド買取」を強化している業者の査定を利用するのがおすすめです。