意外と知らない、ダイヤモンドが「高額」な理由

2018.01.312019.03.05

ダイヤモンドは、「高額の宝石である」といわれています。販売価格はもちろん、売却をするときも、高額買取が期待できるというのが、一般的な考え方でしょう。しかし、本当にダイヤモンドは総じて高いのでしょうか。

ダイヤモンドがどうして高いのか、また、安いダイヤモンドはないのかなど、ダイヤモンドの価値についてまとめました。ダイヤモンドの違いを知って、本当に価値のあるダイヤモンドを見極めましょう。

まず、ダイヤモンドはなんで高価なのか

「ダイヤモンドは、非常に稀少な宝石である」というのは多くの方の共通認識でしょう。実際、ダイヤモンドが作られるのは地下100kmにもなる地底深くで、簡単に採ることはできません。

地表近くに出てきたダイヤモンドをとったり、可能な範囲で採掘したりすることになりますが、地表に出てくるものの数は少なく、採掘には多大な労力と費用が必要です。

採掘にコストがかかればかかるだけ価格も高額になりますから、ダイヤモンドの価格が一定以上になるのは当然ともいえるでしょう。

ダイヤモンド価格崩壊の危機

しかし、実は、1860年代後半に見つかった大鉱脈によって、ダイヤモンドは1度価格崩壊の危機を迎えているのです。価値の高いダイヤモンドが数多く採れる鉱脈が見つかったというのは、一攫千金の夢のようにも思われますが、過剰供給されれば、いつか価格崩壊が起こります。

これを止めたのが、セシル・ローズという男性でした。セシル・ローズはデビアス社という会社を作り、ダイヤモンド鉱山を次々に買収し、ダイヤモンドの価格破壊を阻止したのです。

デビアス社の戦略

さらに、その後デビアス社の会長となったオッペンハイマーが、ダイヤモンド生産者組合、ダイヤモンド貿易会社、中央販売機構という3つの組織を立ち上げるに至って、とうとうダイヤモンドの生産、流通、販売をデビアス社が掌握するようになります。

デビアス社は、ダイヤモンドの価格調整や流通量の調整を自在に行えるようになり、のちのちイスラエルやアメリカから批判されることになります。

しかし、デビアス社は国と渡り合うこともできるほどの力をつけていたため、結局その体制を変えることなく、現在までダイヤモンド業界における大きな権力を持ち続けています。

時代の流れ

最近では、デビアス社と関係のない鉱山が見つかったり、デビアス社を通さない取引が行われたりすることもあるなど、ダイヤモンド市場に少しずつ新しい風が吹き始めています。

とはいえ、今もダイヤモンドが非常に高額で、特別な宝石として見られている背景に、デビアス社による消費者の印象操作や価格調整などが影響を与えているのは間違いのないことだと考えられます。

高額買取が期待できるダイヤモンドとは

理由はどうあれ、実際にダイヤモンドは宝石のなかでも特に高額なもののひとつです。しかし、すべてのダイヤモンドが高額買取をしてもらえるかというと、そうとは限りません。

その評価の基について、紹介していきます。

4C

ダイヤモンドには、価値を決める基準になる「4C」というものがあります。これは、4つの「C」という意味で、カラット、カット、クラリティ、カラーを指します。

カラット

ダイヤモンドの重さがどのくらいあるかという基準です。1カラットは0.2グラムで、重ければ重いほど価値が高くなります。

カット

ダイヤモンドのカット技術や研磨技術の基準です。高評価な「EXCELLENT」のなかでも、特に品質の高い「3EX(トリプルエクセレント)」や、「ハートアンドキューピッド」は、高額な買取が期待できます。

クラリティ

ダイヤモンドの透明度を示します。ダイヤモンドの中に内包物や傷などがないものが高品質であるとされています。

カラー

ダイヤモンドが無色かどうかについて表すもので、いわゆるカラーダイヤモンドについては別の基準で判断されます。無色に近ければ近いほど価値が高くなり、高額買取が期待できます。

じゃあ、安いダイヤモンドってあるの?

真珠に、「天然」と「人工」があるのは多くの方が知っていることでしょう。実は、これと同じように、ダイヤモンドにも「天然」と「人工」があるのです。

人工ダイヤモンドは、もともと工業用機械などに使われていたものでした。しかし、技術の進歩に伴って、天然のダイヤモンドに劣らない美しい透明さや色合いを実現できるようになりつつあります。

コスト面もどんどん抑えられるようになり、最近では、「遺骨から人工ダイヤモンドを作成する」といったサービスを行う企業まで出てきています。

人工ダイヤモンドによるトラブル

人工ダイヤモンドなら、天然ではなかなか見られないカラーダイヤモンドなども簡単に作ることができます。天然のダイヤモンドに比べて安価での流通が期待できるという魅力がある反面、天然ものとの区別をつけるのが難しく、簡易的な検査で買取を行っているリサイクルショップや質屋などで、天然ものか人工ものかわからないまま安価なダイヤモンドを流通させてしまっているといったケースも出ています。

天然ダイヤモンドの価値

さらに、天然もののダイヤモンドだったとしても、カラーやクラリティ、カット、カラットの評価が低いダイヤモンドの場合、期待するような値段がつかないこともあります。

ダイヤモンドであればすべてが高いというわけではなく、ほかの宝石の方がかえって高値がつくこともあるのです。

ダイヤモンドの価値を正しく知ろう

ダイヤモンドの買取価格を考えるときは、ダイヤモンドの価値がどこから生まれるのかを知っておく必要があります。ダイヤモンドの評価基準を知っておくことで、手元のダイヤモンドのおおまかな価値を知ることもできるでしょう。

もちろん、詳しい査定額は買取店で聞くことができますが、事前に自分でもある程度の目安をつけておくと安心です。

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