ファンシーイエローダイヤモンドの価値の高さとは?

2017.11.172019.03.05
カラーダイヤモンドはそれぞれの特徴的な色合いが人気です。また、産出量が少なく、希少性が高いことでも知られています。イエローダイヤモンドは、そうしたカラーダイヤモンドの中でも、比較的手に入れやすいものですが、なかには非常に高価なカナリーと呼ばれるものもあるとか

こちらでは、そんなイエローダイヤモンドの特徴や、市場価値、興味深いエピソードなどをお話しします。

イエローダイヤモンドとは

イエローダイヤモンドは通常の透明色に色味が加わった「カラーダイヤモンド」の一種です。外観はその名のとおり、黄色味がかっています。天然のイエローダイヤモンドが精製される原因や、希少価値についてご説明しましょう。

イエローダイヤモンドが黄色い理由

カラーダイヤモンドは、ダイヤモンドの生成過程に異物が混入することによって生まれます。イエローダイヤモンドは、「窒素」が異物として混入することによる産物です。

窒素は、通常のダイヤモンドにも含まれていますが、窒素の含有量が増えると黄色い色味として現れます。窒素の割合が、イエローダイヤモンドの濃淡に影響を与えるのです。

イエローダイヤモンドは比較的産出量が多い

カラーダイヤモンドはどれも希少性が高いことで知られています。その中でイエローダイヤモンドは、カラーダイヤモンドの中でもっとも産出量が多く比較的安く購入が可能です。

上述したとおり、窒素は通常のダイヤモンドにも含まれていますので、黄色い色は顕出しやすいのです。

「価値の高いイエローダイヤモンド」の特徴とは?

比較的安価と言われるイエローダイヤモンド。しかし、中には高額取引されるようなものも存在します。それがファンシーイエローダイヤモンドです。ファンシーイエローダイヤモンドの特徴や評価についてお話ししましょう。

「黄色味の強い」イエローダイヤモンド

ファンシーイエローダイヤモンドの特徴は何と言っても、その鮮やかな黄色。通常のイエローダイヤモンドよりも、かなり強く黄色が出ている重要なポイントです。カラーダイヤモンドのカラー評価で、最高の「Z」以上に色が濃いと評価されたイエローダイヤモンドのみが、ファンシーイエローダイヤモンドとして分類されます。

比較的産出量の多いイエローダイヤモンドですが、ファンシーイエローダイヤモンドに分類されるほど色が濃いものはまれです。その希少性から、ほかのカラーダイヤモンドと同様に高値で取引されています。

最高級品はカナリアのような美しさ

ファンシーイエローダイヤモンドの中でも高級品として扱われるのが、「カナリーイエロー」という色の個体です。ファンシーイエローダイヤモンドの中でも特に発色が強く、ひまわりのような色合いとなっています。

このタイプは、カラーダイヤモンドの中でも珍しい部類に入り、通常のダイヤモンドよりも高値で取引されることも珍しくありません。
ちなみに「カナリー」というのは鳥のカナリアのこと。カナリアのように美しいことから、このように呼ばれています。

「もっとも有名」なイエローダイヤモンドを紹介

宝石ファンの間では有名なイエローダイヤモンドの個体が存在します。それが、有名ブランド、ティファニーが所有しているイエローダイヤモンドです。

ティファニーのイエローダイヤモンド

アフリカで見つかったイエローダイヤモンドの原石を、ティファニー創業者のチャールズ・ルイス・ティファニーが購入しました。購入当時は287カラットもある大きなもので、カットには1年という時間を費やしています。

カット後、128カラットになった大きなダイヤモンドは「ティファニーイエローダイヤモンド」と命名されました。過去に何度か売りに出され、1983年には約14億円の値がつきましたが、実際に買い取られることはなかったそうです。

歴史の人物や大物女優も魅了する逸品

ティファニーイエローダイヤモンドはその後、さまざまな人の目に触れます。中国清末期の政治家である李鴻章は「この世でただひとつだけ、見てみたいものがある」として、このダイヤモンドを挙げ、実際にニューヨークを訪れた時に実物を目にしています。

この他にも1893年のシカゴ万博やその他の博覧会、スミソニアン博物館での展示も行われました。2012年と2016年には、日本の銀座のティファニー本店で展示されたことも。現在は、ニューヨークのティファニー本店に展示してあります。

このダイヤモンドは、過去2回だけ実際に身につけられています。2回目は、ティファニーのパーティー主催者が身につけた1957年。2回目に身に着けられたのは、ハリウッド女優オードリー・ヘップバーンによる映画「ティファニーで朝食を」の宣伝時でした。

イエローダイヤモンドの価値を査定で実感しよう

カラーダイヤモンドの中で、もっとも価格が変化するのがイエローダイヤモンドです。特に色の濃淡は、買取額に大きな影響を与えます。色合いによるグレードの違いは、熟練の鑑定士でなければ判断が困難です。このようなダイヤモンドの査定を依頼する際には、ジュエリーの買取実績が豊富な買取業者を選ぶのがおすすめです。

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