希少な「ブルーダイヤモンド」の価値の高さと相場

2017.11.102019.03.18
天然ダイヤモンドの中でも、もっとも希少な存在だと言われているブルーダイヤモンド。あまりにも価値が高く、買取市場では目にすることすらほとんどありません。そんな奇跡の宝石とも言えるブルーダイヤモンドについて今回はお話しします。

そもそも、ブルーダイヤモンドって「どんな宝石」?

ブルーダイヤモンドは、天然ダイヤモンドに不純物が混ざることにより色味が変化した「カラーダイヤモンド」の一種です。その名のとおり、青みがかった透明色が特徴であり、カラーダイヤモンドの中ではもっとも希少な存在として認識されています。

ブルーダイヤモンドが希少性の理由は「ホウ素」

ブルーダイヤモンドは、天然ダイヤモンドに「ホウ素」という物質が混ざることによる産物です。ホウ素は地中の鉱床から生産もされており、さまざまな製品に利用されている物質です。主な利用方法は、ほかの物質と混合させて作るガラスや陶器の材料、音響機器や磁石など。

非常に硬い素材にもなるので、防弾チョッキにも使われます。植物にとっては必須な栄養素で、細胞壁の合成、細胞膜の維持などに使われていると考えられていますが、一方で多すぎると生育の悪化にもつながるようです。

ブルーダイヤモンドが「神の奇跡」と言われる理由

ホウ素自体は、地上にありふれた物質ですが、ブルーダイヤモンドの算出割合は0.01%程度しかありません。これは、ダイヤモンドの生成される環境にホウ素がほとんどないことが起因しています。ダイヤモンドが生成される環境下でホウ素が混在することは、極めてまれなのです。

天然で生成される確率の低さから、ブルーダイヤモンドは「神の奇跡」とまで言われています。ちなみに現在も、ダイヤモンドが生成される環境にホウ素が存在している理由はわかっていません。

希少性の高いブルーダイヤモンドの「価値」と「相場」

以上のように、極めて希少価値の強いブルーダイヤモンド。ではいったいどれ程の価値になるのでしょうか?

ブルーダイヤモンドの歴代最高額

これまで世にでてきたブルーダイヤモンドの中でもっとも高額が設定されたのは、2016年にスイスでオークションにかけられた逸品です。持ち主の名前から「オッペンハイマーブルー」と呼ばれたこのブルーダイヤモンドには、日本円で63億4千万円の値がつけられました。

大きさは14.62カラットで、通常のダイヤモンドであれば100万円ほど。もちろん、カラット以外の評価基準があるため一概に決めることはでえませんが、通常のダイヤモンドの価格とは大きな違いがあることがわかります。

ブルーダイヤモンドは希少すぎて相場がない

ブルーダイヤモンドには、標準となる相場がありません。希少価値が高すぎて市場に出回ることがほとんどなく、相場をつけられないため、必然的に価格が落ちることもありません。

市場に出回らないため、むしろ目にできただけでも奇跡的とも言えるのが、ブルーダイヤモンドなのです。ちなみに、市場で出回っているブルーダイヤモンドのほとんどは人工ダイヤモンドか、人工的に着色したものになるので購入の際には注意しましょう。

ブルーダイヤモンドの代名詞「ホープ・ダイヤモンド」

希少価値の極めて高いブルーダイヤモンド。その中でも、一般に公開されている有名な「ホープ・ダイヤモンド」をご紹介します。

「ホープ・ダイヤモンド」とは?

「ホープ・ダイヤモンド」は、9世紀ごろにインド南部のデカン高原にて農家の人が見つけたブルーダイヤモンドです。ヒンドゥー教寺院の女神像にはめ込まれていましたが、1660年にとあるフランス人により盗み出されます。

その後、1668年にフランスのルイ14世の手に渡り、1792年にはフランス革命の最中に再度盗難にあいました。その後もさまざまな所有者の手に渡ったのち、宝石商のハリー・ウィンストンが入手。1958年にスミソニアン博物館に寄贈され、現在も展示されています。

「ホープ・ダイヤモンド」の逸話

ホープ・ダイヤモンドは、所有者を不幸にしていった伝説のあるダイヤモンドとしても有名です。最初に見つけた農家の人はペルシア軍により殺害。フランスに渡ると、所有者になったルイ14世はフランス革命の原因を作り、引き続き所有したルイ16世とマリーアントワネットが処刑。

カットを頼まれた職人の息子がカットされたうちの1個を盗むと父親が自殺し、その息子も後を追った…など、関連者の不幸が相次いでいます。呼び名の由来となったヘンリー・ホープは、孫の代で一家の破産を迎えました。

その後、アメリカのマクリーン夫人の手に渡ると、息子が事故死、娘は自殺、夫はアルコール依存症になったと言われています。彼女の死後に最後の所有者、ハリー・ウィンストンの手に渡り、10年保管されていたそうです。

天然ブルーダイヤモンドは「ほぼ市場に出回らない」

ブルーダイヤモンドは、その希少価値から高額な値段になり、よほどのお金持ちでなければ購入は不可能な宝石です。もし、目にしてみたいという人は、アメリカのスミソニアン博物館のホープ・ダイヤモンドを見学してみるといいでしょう。現在では、人工ダイヤモンドの技術で作ることも可能になっているので、身に着けたいという方はそちらもおすすめです。

一般に出回っているもので、天然ブルーダイヤモンドはほとんどありません。天然物をうたうブルーダイヤモンドを見かけた場合、人工物の可能性を疑いましょう。もし、ブルーダイヤモンドをお持ちの場合、本物か人工か業者に査定してもらうのもおすすめです。

口コミ・評判で選ぶダイヤモンドおすすめ買取店を徹底比較【2019年】
口コミ・評判で選ぶダイヤモンドおすすめ買取店を徹底比較【2019年】
ダイヤモンドの買取は、販売ルートを確保する体制が整っている買取店を選ぶのがポイントです。ここでは、そんなおすすめのダイヤモンド買取9 社を比較・分析して、現代人気のフリマアプリとネットオークションとも比べ、解説するととも…

関連記事